一般社団法人ゆいむくら

私たちの理念


社会におけるすべての人の価値は平等で幸せになる権利がある。人はかけがえのない存在であり必要でない人はひとりもいない。人は誰かに必要とされるとき、喜びを感じ「生きる意味」を見いだすことができる。ではいかに自分らしく人生を生きるか…?「生きる」とは幸せになる(すでに幸せであると知る)ことであり、心が震えるような感動を人との繋がりの中で体験していくことではないだろうか?


各人がいつまでも自分の役割や個性(本当の自分)を生きることができ、社会に関わりながら感動体験を共有し、お互いに学び合うことで人間的な成長ができる持続可能なコミュニティ(次世代地域共同体)をつくることを目的とする。その目的に資するため、一般社団法人ゆいむくらを設立し、私たちが考える「6つのテーマ」を実現していくために、富山県南砺市五箇山地方で事業を行うものとする。

次世代地域共同体とは?

理念に基づいた小規模多機能自治を行う【場所】と【人】の総称で、先人たちが築いてきた歴史や絆をベースに、お金に頼らずに生活していける循環型システム(資源だけでなく生活全般において)に取り組んだ、古いものと新しいものを融合させた未来のための共同社会のことである。SDGs(持続可能な開発目標)未来都市としての取り組みも行う。
【場所】:富山県南砺市地方に伝わる土徳(そこにある自然、風物、周囲の人々もひっくるめて、他者に対して安寧をもたらし、それでいて何も求めない品性、品格が宿る土地、地域)の考え方を生かし、先祖代々が守ってきた土地に感謝し、伝統や文化を重んじ、自然と共生して、いつでも平和で穏やかに暮らせる「一流の田舎」であること。
【人】:富山県五箇山地方の合掌造りで古くから行われてきた結(集落の住民総出で助け合い、協力し合う相互扶助)の精神を受け継ぎ、お互いに支え合い、分かち合い、皆が仲良く幸せに暮らせる「家族」であること。
【ゆいむくら】:「結葎」・・・結ぶ、束ねるなどの意味を持つ「結」と富山県南砺市旧上平村の地名「皆葎(かいむくら)」を組み合わせたもの。「葎」とは植物で、生い茂ってやぶを作るつる草の総称。

事業計画


・農作物と民芸品・特産品の展示販売
・山カフェ経営
・地元住民の交流サロン
・五箇山体験ツアー開催
・近隣店との連携システム
(サービス券発行など)
・講演会、セミナー、研究会等の開催
・子ども預かりサービス など

事業内容

ロゴマークの意味

自分が一番やりたい分野を自由に選べる。合掌造りのような正三角形が土台となり、それぞれのカラーを持つテーマが観覧車のように回り、常に変化し動き続ける。ひとつ1つは全体とつながっていて、バランスが取れて調和している。すべてが素晴らしく、優越はない。違いを認め合っている。中央のコアな部分は、取りまとめや調節を行うが、トップやリーダーはいない。みんなで全体をつくる。

6つのテーマ


1. 五箇山の発展

結銀行(自分のできることやスキルを交換するところ。相互援助の仲介/斡旋をする銀行。お金は発生しない)を作る。アプリ化して運営する。五箇山地方で営業している店や団体と協力して、お互いに有益な相互システムを作る。地域通貨を作る。養蜂、麻、萱、蚕、織物、かごや縄、炭焼き、昔ながらの農法、などを復活させる。五箇山の伝統工芸品や特産品の販売を行う。伝統行事を存続、あるいは復活させる。自分らしく働く場をつくる。婚活事業や移住促進事業を行う。全世界に五箇山のことを発信し、たくさんに人に知ってもらう。

2. 子どもの教育

年長者やみんなで子育てする。養育里親、家庭的保育事業など、親に代わって子どもを預かる、またはいっしょに住んで育てる(ファミリーホーム)。こども寺子屋をする。(学校の勉強以外の体験授業など)山村留学をする。

3. 自然環境を守る

生態系を守る意味でも森の整備をし、森の産業(エネルギーや建築など)を興す。イヌワシを復活させる。水源を守る。間伐材の利用を推進する。自然の力で土地をよみがえらせる。自給自足を含む完全エコシステムを目指す。

4. 食と健康・農業

農業や産業をやりたい人にその機会を地域ぐるみで受け入れ、自分の得意なことで貢献してもらう。固定種の野菜を守っていく。農作物やその加工品の販売をする。伝統的な保存食などの料理教室を行う。水耕栽培をする。釜めしやピザなども出せるカフェをオープンさせる。陶盤浴の施設を開放する。楽しく働いて適度に遊ぶ。

5. 芸術活動・研究開発

芸術や研究の施設(エコハウス)を整えて、音楽や美術などの芸術活動、先端技術などの研究開発、その他好きな分野の活動を行う。とにかく自分のやりたい分野を極めるために生きる。それを地域社会に還元する。ギャラリーをつくる。

6. 勉強会・セミナー

外部講師や地元住民による勉強会・セミナーなどのイベントを行う。かご編みや萱刈りなどの体験ワークショップを行う。自然文化を学ぶ。歴史を知り、後世に伝承する。

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